台風が近づいているというニュースを見て、「何から準備すればよいのか分からない」と不安になることはありませんか。
窓ガラスへの対策、ベランダの片づけ、停電への備え、食料や水の確保など、台風が来る前にできることはいくつもあります。
しかし、最も大切なのは、自宅周辺にどのような災害の危険があるのかを確認し、風雨が強くなる前に避難するかどうかを判断できるようにしておくことです。
2026年6月26日放送のフジテレビ系「ノンストップ!」では、台風接近時に家庭で行いたい備えや、窓ガラス、停電などへの対策が紹介されました。
さらに2026年5月29日からは、気象庁が発表する大雨・洪水・土砂災害・高潮などの防災気象情報が、5段階の警戒レベルに対応した、より分かりやすい名称へ変更されています。
この記事では、番組で紹介された内容を参考に、台風接近前に確認したい家の外と中の対策、非常用品、停電・断水への備え、2026年からの警戒レベル、避難のタイミングを分かりやすく整理します。
この記事で分かること
- 台風が来る前に家の外で行うこと
- 窓ガラスや飛来物への対策
- 停電・断水に備えて準備するもの
- 非常持ち出し袋と自宅備蓄の違い
- 2026年から変わった防災気象情報
- 警戒レベル3・4で取るべき行動
- 避難所へ行く場合と自宅にとどまる場合の判断
台風対策は「風雨が強くなる前」に行う

台風が近づいてからベランダへ出たり、側溝を掃除したりするのは危険です。
雨や風が強くなると、物が飛んできたり、転倒したり、ドアが急に閉まったりする可能性があります。
屋外で行う作業は、台風の接近が予想された段階で、まだ天候が安定しているうちに済ませましょう。
気象庁も、窓や雨戸の確認、排水口の掃除、飛ばされそうな物の固定や屋内への移動は、大雨や強風が始まる前に行うよう案内しています。
風雨が強くなってから、屋根、ベランダ、庭、用水路、川、海岸の様子を見に行かないでください。
まず自宅周辺のハザードマップを確認する
同じ市区町村でも、地域によって想定される災害は異なります。
自宅が安全かどうかを判断するには、自治体が公開しているハザードマップを確認することが大切です。
ハザードマップでは、主に次の危険を確認できます。
- 河川の氾濫による浸水
- 内水氾濫による道路や住宅の浸水
- 崖崩れや土石流などの土砂災害
- 高潮による浸水
- 津波の危険
- 避難場所や避難所の位置
自宅だけでなく、勤務先、学校、家族の家、普段利用する道路や駅周辺も確認しておくと安心です。
地図に色が付いていない場所でも、周囲より低い土地、崖の近く、地下空間などでは危険が生じる場合があります。
避難所までの経路も確認する
避難所の場所だけを調べるのではなく、そこへ向かう経路も確認しましょう。
普段は通れる道でも、大雨の際には次のような危険が生じることがあります。
- 川や用水路に近い
- アンダーパスがある
- 崖や急斜面の下を通る
- 冠水しやすい道路を通る
- 夜間は街灯が少ない
- 工事現場や古い塀がある
一つの経路だけでなく、複数の避難経路を考えておきましょう。
2026年から防災気象情報が変わった
2026年5月29日から、河川氾濫、大雨、土砂災害、高潮などに関する防災気象情報が、避難情報の5段階の警戒レベルに対応する形へ変更されました。
これまでの「大雨警報」などは、危険度をより分かりやすく伝えるため、「レベル3大雨警報」のように、レベルの数字を付けて発表されます。
警戒レベルは、数字が大きくなるほど危険度が高くなります。 警戒レベル 主な情報・状況 取るべき行動 レベル1 今後、気象状況が悪化する可能性 最新情報を確認し、防災への心構えを高める レベル2 注意報など ハザードマップ、避難先、避難経路を確認する レベル3 高齢者等避難、レベル3相当の気象情報 高齢者や避難に時間がかかる人は危険な場所から避難する レベル4 避難指示、レベル4相当の気象情報 危険な場所にいる人は全員避難する レベル5 緊急安全確保 命の危険が迫っているため、直ちに最善の安全確保を行う
避難は警戒レベル4までに完了することが基本です。レベル5の発表を待ってから避難所へ向かうのは危険です。
レベル3で避難を始める人
警戒レベル3「高齢者等避難」が発令された場合、危険な場所にいる高齢者や障害のある方、乳幼児がいる家庭など、避難に時間がかかる人は避難を始めます。
対象となる本人だけでなく、避難を支援する家族や介助者も一緒に行動します。
高齢者以外の人も、仕事や外出を中止し、持ち出し品を確認するなど、避難の準備を始めましょう。
レベル4では危険な場所から全員避難
警戒レベル4「避難指示」が発令された場合、洪水、土砂災害、高潮などの危険がある場所にいる人は、速やかに避難します。
避難所への移動だけが避難ではありません。
安全な地域にある親戚・知人宅、ホテル、旅館などへ事前に移動する方法もあります。
レベル5は安全な避難が難しい段階
警戒レベル5「緊急安全確保」は、すでに災害が発生しているか、発生が切迫している段階です。
外へ出ることが危険な場合は、近くの頑丈な建物の高い階へ移動する、自宅の崖から離れた部屋へ移るなど、その時点で可能な最善の安全確保を行います。
ただし、レベル5が必ず発令されるとは限りません。発令を待たず、レベル3・4の段階で早めに行動してください。
自治体の避難情報が出る前でも自分で判断する
避難指示が発令されていなくても、危険が急速に高まることがあります。
気象庁は、レベル3・4に相当する防災気象情報が発表された場合、キキクルや河川水位などを確認し、自ら避難を判断するよう呼びかけています。
確認したい主な情報は次のとおりです。
- 気象庁の台風情報
- 自治体の避難情報
- 気象庁のキキクル
- 国土交通省「川の防災情報」
- 雨雲の動きと今後の雨
- 河川水位やライブカメラ
- 土砂災害警戒情報
- 高潮・波浪に関する情報
スマートフォンの防災アプリや自治体のメール配信、公式SNSなども登録しておくと、情報を受け取りやすくなります。
一つのSNS投稿だけを信じず、気象庁、自治体、国土交通省などの公式情報を確認してください。
家の外で行う台風対策
ベランダや庭の物を室内へ入れる
普段は動かない物でも、強風によって飛ばされることがあります。
飛ばされた物が窓ガラスを割ったり、近隣の住宅や車、人へ被害を与えたりする可能性があります。
次の物は、可能であれば屋内へ移動しましょう。
- 植木鉢やプランター
- 物干しざお
- ハンガーや洗濯用品
- ごみ箱
- 自転車
- サンダルや掃除用品
- 園芸用品
- 看板や装飾品
- 折りたたみ式の椅子やテーブル
- 子どもの遊具
屋内へ入れられない物は、風を受けにくい場所へ移し、ロープなどで固定します。
自転車は倒しておくだけでは移動することがあります。建物や固定物へ確実に固定できるか確認してください。
物干しざおを下ろす
物干しざおは、強風で外れて飛ばされると危険です。
室内へ入れられない場合は、低い位置へ下ろして固定します。
風が強くなってからベランダへ出るのは危険なため、早めに作業を終えてください。
側溝・排水口を掃除する
側溝、排水口、ベランダの排水部分に落ち葉やごみがたまっていると、雨水が流れにくくなります。
排水が追いつかないと、ベランダや玄関周辺へ水がたまり、室内へ流れ込む可能性があります。
掃除は雨が降り始める前に行い、すでに水が流れている側溝や用水路には近づかないでください。
雨戸やシャッターを閉める
雨戸やシャッターがある住宅では、風が強くなる前に閉め、鍵がかかっているか確認します。
長期間使用していない場合は、正常に動くか、途中で止まらないかを平常時に確認しておきましょう。
車を安全な場所へ移す
低い土地、地下駐車場、川の近くなどは浸水する可能性があります。
浸水が予想される場合は、雨や風が強くなる前に高い場所の駐車場などへ移動する方法があります。
ただし、すでに道路が冠水している場合は、車で移動しないでください。
水深が分からない道路へ進入すると、車が動かなくなったり、流されたりする可能性があります。
窓ガラスへの対策
窓と鍵を確認する
窓を完全に閉め、鍵をかけます。
窓枠にがたつきがある、鍵が閉まりにくい、ひびが入っている場合は、台風シーズン前に修理を検討しましょう。
飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際に破片が広範囲へ飛び散るのを抑えるための製品です。
ただし、フィルムを貼れば窓ガラスが絶対に割れなくなるわけではありません。
窓の種類によって使用できない製品もあるため、対象となるガラスや貼り方を確認してください。
カーテンやブラインドを閉める
万一、窓ガラスが割れた場合に備えて、厚手のカーテンやブラインドを閉めておきます。
カーテンだけでガラスの飛散を完全に防げるわけではありませんが、室内へ破片や雨が入るのを軽減できる場合があります。
養生テープだけを過信しない
窓ガラスへ養生テープを貼る方法が紹介されることがあります。
しかし、テープを貼るだけでガラスの強度が大幅に高まったり、割れなくなったりするわけではありません。
テープは、割れた後の破片の飛散を完全に防ぐ方法でもありません。
雨戸やシャッター、飛散防止フィルム、カーテンなどと組み合わせ、窓の近くから離れて過ごすことが重要です。
窓の近くで寝ない
台風が接近している夜は、窓ガラスから離れた場所で過ごします。
寝室の窓へ風が強く当たる場合は、可能であれば窓のない部屋や建物の内側の部屋へ移動しましょう。
窓ガラスから異音がする、窓枠が大きく揺れている場合も、確認のため近づかないでください。
停電に備えて準備すること
スマートフォンとモバイルバッテリーを充電する
台風接近前に、スマートフォン、モバイルバッテリー、充電式ライトなどを充電しておきます。
停電時には通信が不安定になる場合があるため、家族の連絡先、避難所の住所、ハザードマップなどを画面保存しておくと安心です。
モバイルバッテリーが膨張している、変形している、異臭がするといった場合は使用しないでください。
懐中電灯をすぐ取れる場所へ置く
停電してから暗い部屋で探さなくて済むよう、懐中電灯を枕元や玄関など、決めた場所に置きましょう。
乾電池の残量や液漏れも確認します。
スマートフォンのライトは便利ですが、連絡や情報収集に必要な電池を消費するため、懐中電灯も準備しておくことが大切です。
ろうそくの使用は避ける
停電時にろうそくを使うと、余震や強風、転倒などによって火災につながる可能性があります。
できるだけ電池式や充電式のライトを使用しましょう。
冷蔵庫の開閉を減らす
停電中は、冷蔵庫や冷凍庫の扉を必要以上に開けないようにします。
扉を開けると冷気が逃げ、食品の温度が上がりやすくなります。
停電から復旧した後も、食品の温度、におい、見た目などに異常がある場合は、無理に食べないでください。
医療機器を使用している場合
在宅酸素療法、人工呼吸器、吸引器など、電源を必要とする医療機器を使用している方は、平常時から停電時の対応を確認しておく必要があります。
予備電源、バッテリーの稼働時間、緊急連絡先、避難先について、医療機関や機器の事業者、自治体と相談しておきましょう。
断水に備えて水を確保する

台風による停電、浸水、設備故障などによって断水する場合があります。
飲料水を備蓄する
飲料水は家族の人数や年齢、持病、季節などを考えて備えます。
市販の水は賞味期限を確認し、普段から飲んだ分を買い足す「ローリングストック」にすると管理しやすくなります。
生活用水を確保する
浴槽へ水を張っておくと、トイレや清掃などの生活用水として使用できる場合があります。
ただし、小さな子どもやペットがいる家庭では、浴槽への転落や溺水を防ぐため、浴室の扉を施錠するなどの対策が必要です。
浴槽の水を飲料水として使用することは避けてください。
集合住宅では排水制限にも注意する
集合住宅では、停電や排水設備の故障によってトイレや排水が使えなくなる場合があります。
管理会社や管理組合から排水を控えるよう案内された場合は、トイレや風呂、洗濯機などの使用を控えてください。
携帯トイレも備蓄しておくと安心です。
非常持ち出し袋と自宅備蓄は分けて考える
災害への備えには、避難時に持って出る「非常持ち出し袋」と、自宅で過ごすための「備蓄品」があります。
非常持ち出し袋
避難所などへ移動するときに持ち出せるよう、必要最小限の物をリュックへ入れます。
- 飲料水
- すぐ食べられる食品
- 常備薬・お薬手帳
- 身分証明書の写し
- 現金と小銭
- 懐中電灯
- 携帯ラジオ
- モバイルバッテリー
- 雨具
- タオル・着替え
- マスク・消毒用品
- 携帯トイレ
- 生理用品・紙おむつ
- 眼鏡・補聴器の予備電池
- 軍手
- 笛
避難時は両手を使えるように、手提げ袋ではなく背負えるリュックが適しています。
重すぎると避難が難しくなるため、実際に背負って歩ける重さか確認しましょう。
自宅で過ごすための備蓄品
自宅が安全で、在宅避難が可能な場合に備え、飲料水、食品、携帯トイレ、カセットコンロなどを準備します。
- 飲料水
- レトルト食品・缶詰
- 主食になる食品
- 乳幼児用食品
- ペットフード
- 携帯トイレ
- トイレットペーパー
- カセットコンロ・ボンベ
- 乾電池
- ウェットティッシュ
- ごみ袋
- ラップ・紙皿
- 常備薬
カセットコンロを使用するときは換気を行い、発電機や炭火コンロを室内で使用しないでください。一酸化炭素中毒の危険があります。
食料は台風直前に買い占めない
台風の接近直前には、スーパーやコンビニで水、パン、カップ麺などが品薄になる場合があります。
普段から少し多めに食品を購入し、賞味期限が近いものから食べ、使った分を補充するローリングストックを行うと、直前に慌てずに済みます。
備蓄する食品は、加熱が必要なものだけに偏らないようにしましょう。
- そのまま食べられる缶詰
- 常温保存できるパン
- 栄養補助食品
- ドライフルーツ
- クラッカー
- 乳幼児や高齢者が食べやすい食品
食物アレルギーや持病による食事制限がある方は、一般的な非常食では対応できないことがあります。自分に必要な食品を早めに準備してください。
避難するタイミング
避難は「危険が目に見えてから」では遅い場合があります。
夜間、暴風、大雨、道路の冠水などが始まると、避難所までの移動そのものが危険になります。
次のような場合は、早めの避難を検討しましょう。
- 自宅が洪水や土砂災害の警戒区域にある
- 川や崖の近くに住んでいる
- 平屋や低層階で浸水の危険がある
- 高齢者や障害のある方がいる
- 乳幼児がいる
- 夜間に避難が必要になる可能性がある
- 公共交通機関が止まる可能性がある
- 暴風域に入る前に移動できる
指定避難所の開設状況は自治体によって異なります。開設前に向かっても入れない場合があるため、自治体の公式情報を確認してください。
避難所へ行くことだけが避難ではない
内閣府は、災害時の避難先として、指定された避難場所だけでなく、安全な地域にある親戚・知人宅、ホテル、旅館なども選択肢として示しています。
立ち退き避難
自宅が危険な区域にあり、安全な場所まで移動できる段階では、避難所や安全な建物へ移動します。
屋内安全確保
自宅が浸水想定区域内でも、建物が十分に頑丈で、想定される浸水深より高い階に安全な場所がある場合は、上階へ移動して自宅にとどまる方法が選択肢になることがあります。
ただし、土砂災害の危険がある場所や、建物が流失・倒壊する可能性がある場所では、屋内安全確保が適さない場合があります。
ハザードマップと自治体の説明を確認し、事前に判断しておきましょう。
緊急安全確保
すでに道路が冠水している、暴風で歩けない、周囲が浸水しているなど、外への避難が危険な場合は、無理に避難所へ向かわないでください。
建物の高い階、崖から離れた部屋、近くの頑丈な建物など、少しでも安全な場所へ移動します。
緊急安全確保は、必ず安全を確保できる行動ではありません。可能な限り、その前の段階で避難を終えることが重要です。
大雨の中を車で避難しない
車は雨風を避けられるように見えますが、冠水した道路では危険が高まります。
水深や流れの速さは、車内から正確に判断できないことがあります。
アンダーパス、川沿いの道路、低い土地、地下駐車場などへ進入しないでください。
車が水に流されたり、水圧でドアが開かなくなったりする可能性があります。
車で避難する場合は、雨風が強まる前の早い段階に限り、自治体の交通情報や道路状況を確認して行動しましょう。
避難するときの服装
- 両手が使えるリュック
- 長袖・長ズボン
- 滑りにくい運動靴
- レインコート
- ヘルメットまたは防災頭巾
- 軍手
長靴は水が深い場所で中に水が入ると、重くなって歩きにくくなることがあります。
ひもで締められる滑りにくい運動靴を選び、傘よりも両手が使えるレインコートを利用しましょう。
すでに水が流れている道路を歩くことは避けてください。
家族との連絡方法を決めておく
災害時は電話がつながりにくくなることがあります。
平常時から、家族で次の内容を決めておきましょう。
- 避難先
- 集合場所
- 避難する判断基準
- 離れている場合の連絡方法
- 子どもの迎えを担当する人
- 高齢者や障害のある家族の支援方法
- ペットを連れて行ける避難先
災害用伝言ダイヤルや災害用伝言板の使い方も確認しておくと安心です。
家族全員が同じ地域に住んでいる場合は、遠方の親戚や知人を連絡の中継先として決めておく方法もあります。
ペットがいる家庭の台風対策
ペットを飼っている場合は、避難所が同行避難に対応しているか確認しましょう。
同行避難が可能でも、人とペットが同じ室内で過ごせるとは限りません。
- キャリーバッグやケージ
- リードやハーネス
- ペットフードと水
- 常用薬
- トイレ用品
- 飼い主の連絡先
- ワクチンや健康情報
- ペットの写真
台風の接近直前にペットホテルを探しても、満室になっている可能性があります。安全な預け先も早めに検討してください。
集合住宅で確認したいこと
ベランダの避難経路をふさがない
マンションやアパートのベランダにある仕切り板や避難はしごは、緊急時の避難設備です。
植木鉢、収納ボックス、家具などでふさがないようにしてください。
地下や機械式駐車場の浸水
大雨が予想される場合、地下駐車場や機械式駐車場が使用できなくなることがあります。
管理会社や管理組合からの案内を確認し、車の移動が必要な場合は早めに対応しましょう。
エレベーター停止に備える
停電や浸水によってエレベーターが停止する場合があります。
高層階に住んでいる方は、飲料水、携帯トイレ、常備薬などを事前に備えておきましょう。
台風の最中にエレベーターを使って避難しようとすると、閉じ込められる可能性があります。
台風通過後もすぐ外へ出ない
雨や風が弱くなっても、すぐに安全になったとは限りません。
- 増水した川や用水路
- 切れた電線
- 倒れかけた木や看板
- 崩れやすくなった崖
- 冠水した道路
- 破損した屋根やガラス
切れた電線や、電線に触れている木・看板などには近づかないでください。
自宅の被害を確認する場合も、屋根へ上ったり、脚立を使って高い場所を確認したりしないようにしましょう。
台風が通過したように見えても、吹き返しの風が強まる場合があります。気象庁や自治体が発表する情報を確認してください。
台風接近前のチェックリスト
家の外
- ベランダや庭の物を室内へ入れた
- 物干しざおを下ろした
- 自転車や屋外用品を固定した
- 側溝や排水口を掃除した
- 雨戸・シャッターを確認した
- 車を浸水しにくい場所へ移した
家の中
- 窓を閉めて鍵をかけた
- 飛散防止フィルムやカーテンを確認した
- 窓から離れた安全な部屋を決めた
- 飲料水と生活用水を確保した
- 食品と携帯トイレを確認した
- スマートフォンと予備電源を充電した
- 懐中電灯と乾電池を確認した
避難
- ハザードマップを確認した
- 避難先と避難経路を確認した
- 非常持ち出し袋を玄関近くへ置いた
- 家族の連絡方法を決めた
- 常備薬とお薬手帳を準備した
- ペットの避難用品を準備した
- 自治体の防災情報を受け取れるようにした
よくある質問

窓に養生テープを貼れば割れませんか?
養生テープだけで窓ガラスが割れなくなるわけではありません。
雨戸やシャッターを使用し、飛散防止フィルムやカーテンも活用して、窓の近くから離れて過ごしましょう。
避難指示が出るまで自宅で待ってもよいですか?
避難指示が出ていなくても、危険度が急速に高まる場合があります。
気象庁のキキクル、河川水位、自治体の情報を確認し、高齢者や避難に時間がかかる人は早めに行動してください。
避難所へ行けば必ず入れますか?
避難所がまだ開設されていない、満員になっている、災害の種類によって避難先に適さない場合があります。
自治体の開設情報を確認し、安全な親戚・知人宅やホテルなども事前に検討しておきましょう。
マンションの高層階なら避難しなくても大丈夫ですか?
洪水による浸水からは安全な場合がありますが、停電、断水、エレベーター停止、強風による窓の破損などの危険があります。
また、土砂災害や建物自体の安全性によっては、立ち退き避難が必要です。ハザードマップと自治体の案内を確認してください。
雨が弱くなったら川を見に行ってもよいですか?
雨が弱くなっても、上流で降った雨によって川の水位が上昇し続ける場合があります。
川、用水路、海岸、崖には近づかず、ライブカメラや公式情報で状況を確認してください。
車の中で避難できますか?
安全な場所へ早めに移動した後、車内で一時的に過ごす方法はあります。
ただし、浸水の危険がある場所、地下駐車場、川の近く、崖の下では危険です。
車中泊では、エンジンをかけたまま密閉された場所で過ごすことによる一酸化炭素中毒や、暑さ・寒さにも注意してください。
停電時に発電機を室内で使えますか?
使用できません。
発電機は一酸化炭素を発生させるため、住宅、車庫、ベランダ、窓や換気口の近くでは使用しないでください。
まとめ
台風への備えは、風雨が強くなってからではなく、進路予報が発表された段階で始めることが大切です。
ベランダや庭の物を室内へ入れ、側溝や排水口を掃除し、窓、雨戸、シャッターを確認しましょう。
停電や断水に備えて、飲料水、食品、携帯トイレ、懐中電灯、モバイルバッテリー、常備薬なども準備します。
一方、物を備えるだけでは十分ではありません。自宅周辺のハザードマップを確認し、洪水、土砂災害、高潮など、どの危険があるのかを把握しておく必要があります。
2026年5月29日からは、大雨や洪水などの防災気象情報が5段階の警戒レベルに対応する形へ変更されました。
危険な場所にいる高齢者や避難に時間がかかる人は警戒レベル3で避難を始め、警戒レベル4までに危険な場所から全員避難することが基本です。
警戒レベル5は、すでに災害が発生または切迫している段階です。レベル5を待たず、キキクル、河川水位、自治体の避難情報を確認して早めに行動してください。
すでに道路が冠水している、暴風で歩けないなど、屋外への移動が危険な場合は、無理に避難所へ向かわず、建物の高い階や崖から離れた部屋など、その時点で可能な安全確保を行いましょう。
参考情報
- 気象庁「新たな防災気象情報について(令和8年~)」
- 気象庁「自分で行う災害への備え」
- 気象庁「あなたの街の防災情報」
- 内閣府「避難情報に関するガイドライン」
- 国土交通省「ハザードマップポータルサイト」
- 国土交通省「川の防災情報」
本記事は、フジテレビ系「ノンストップ!」で紹介された内容と、気象庁、内閣府、国土交通省などが公開している防災情報をもとに、家庭で確認したい台風対策を独自に整理したものです。
災害の危険性、避難先、避難方法は、居住地域、建物、家族構成によって異なります。実際の災害時は、自治体、気象庁、消防、警察などが発表する最新情報を確認し、自分と家族の安全を最優先に行動してください。
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台風による停電後も暑さが続く場合に備え、エアコンの節電方法と熱中症を防ぐ室温管理を確認しておきましょう。

停電や避難時にスマートフォンを情報収集へ使うためにも、夏の発熱原因と安全な冷まし方を確認しておくと安心です。

奥日光など山間部への旅行を予定している方は、急な天候悪化、交通規制、雨具などの注意点も確認してください。

