台風のニュースが流れるたびに、「何から準備すればいいんだろう」と不安になる方も多いのではないでしょうか。特に台風が続けて接近するシーズンは、備えのタイミングを逃してしまいがちです。実際に、進路や勢力が予報のたびに変わることも多く、いつ・どこまで対策をすればいいのか迷ってしまう方も少なくないといわれています。
今回は、2026年6月26日放送のフジテレビ「ノンストップ!」で、天達武史気象予報士が解説していた台風接近時の注意点をもとに、今すぐできる備えと避難のタイミングについてご紹介します。あくまで番組内で紹介された一例であり、地域や状況によって必要な備えは異なりますので、参考情報としてご覧ください。
1. 家の外の備え

- 飛ばされやすい物の対策:ベランダの植木鉢や物干し竿、自転車などは強風で飛ばされケガや事故につながることがあるとされています。室内に取り込むか、ロープなどでしっかり固定しましょう。
- 屋根・雨どいの点検:台風接近後の点検・補修は危険を伴うため、日頃から双眼鏡などでぐらつきを確認しておくことがすすめられています。
- 排水まわりの掃除:側溝や排水溝にゴミがたまっていると雨水が流れず冠水や浸水につながる可能性があるといわれており、風雨が強まる前の掃除が有効です。
- ガスボンベ・塀の確認:LPガス容器やブロック塀は、固定金具のゆるみや亀裂がないかを事前に確認しておくと安心です。
- 車の駐車場所:アンダーパスや川沿いなど浸水しやすい場所を避けて駐車しておくと、車の水没被害を防ぎやすくなるといわれています。
2. 家の中の備え
- 非常用具の確認:懐中電灯や乾電池式ラジオ、救急用品は、電池の有無も含めて事前に確認しておくと良いとされています。
- 窓ガラスの対策:飛散防止フィルムを貼っておくことが望ましく、テープは破片の飛散をある程度抑える補助的な対策とされています。また、カーテンやブラインドを閉めておくことで、万が一ガラスが割れた際の被害軽減につながるといわれています。
- 雨戸・シャッターの点検:鍵をしっかりかけ、ガタつきがないかも確認しておきましょう。
- 見落としがちな開口部:換気口やトイレの小窓など、締め忘れやすい場所にも注意が必要だとされています。
- 家電・家財の移動:浸水の恐れがある地域では、テレビやパソコンなど動かせる電化製品や家財道具を2階以上へ移しておくとより安心とされています。
3. 停電・断水への備え

- 生活用水・飲料水:浴槽に生活用水をため、飲料水は1人1日3リットルを目安に、最低3日分、可能であれば1週間分を準備しておくことがすすめられています。
- 充電・保冷対策:スマホやモバイルバッテリー、ノートパソコンを充電し、冷凍庫の保冷剤も凍らせておくと停電中の食品保冷や熱中症対策に役立つとされています。
- 非常食・調理手段:レトルト食品や缶詰、乾パンなどを数日分そろえ、カセットコンロがあれば電気・ガスが止まっても温かい食事を用意しやすくなるといわれています。
- 現金・貴重品:ATMやキャッシュレス決済が使えない場合に備え、小銭や少額紙幣を準備。印鑑・通帳・保険証もひとまとめにしておくと安心です。
- 情報収集の手段:停電時にはテレビが見られなくなるため、乾電池式ラジオやスマートフォンの防災アプリで最新情報を確認できるようにしておくことがすすめられています。
4. 台風接近中に気をつけたいこと
- 河川・浸水エリアに近づかない:中小河川でも短時間で氾濫の危険が高まることがあるため、川の近くや浸水しやすい場所は避けるよう呼びかけられていました。
- 土砂災害への早めの警戒:危険がある地域では、特別警報が出ていなくても早めの避難が大切だとされています。
- 竜巻・落雷時の避難:雷が激しくなったり空が急に真っ暗になったりした場合は、速やかに頑丈な建物内に避難することがすすめられています。
- 不要不急の外出を控える:強風による飛来物や車の横転のおそれがあり、海や川の様子を見に行く行為は高波にさらわれる危険もあるため絶対に避けましょう。
5. 避難するときの注意点

- 事前のハザードマップ確認:避難場所・避難経路は台風が近づく前に、日頃から家族で話し合っておくことが大切だとされています。
- 避難時の服装・持ち物:両手が使えるよう荷物は最小限にし、動きやすい服装と靴で行動することがすすめられています。
- 早めの行動が特に必要な方:高齢者や障害のある方、避難に時間がかかる方は、「高齢者等避難(警戒レベル3)」が発令された場合には、早めの避難を開始することが推奨されています。
- 冠水時の判断:冠水した道路は側溝との境目が見えにくく転落の危険もあるため、無理に歩かず自宅2階などにとどまる判断も必要だとされています。
- 安否確認・ご近所との協力:災害用伝言ダイヤルなど連絡手段を決めておくと安心につながり、日頃のご近所付き合いも助け合いに役立つといわれています。
- ペットがいる場合:避難所によってはペット同伴のルールが異なるため、事前に自治体のホームページなどで確認しておくと落ち着いて対応しやすくなります。
6. まとめと注意事項
台風は風雨が弱まった後も、しばらくしてから再び強まることがあるとされているため、通過後もしばらくは油断せず注意が必要です。停電から復旧した後も、水に浸かった屋内配線は漏電の危険があるため使用前の安全点検がすすめられています。また、浸水の被害にあった場合は、建物や家具の消毒、水道水の煮沸など、通過後の衛生管理にも気を配る必要があるといわれています。ここでご紹介した内容は番組で紹介された情報や一般的な知見に基づき構成しています。台風の進路や規模は年によって、また地域によっても大きく異なりますので、最新の情報は気象庁やお住まいの自治体の発表を必ずあわせてご確認ください。
また、台風への備えは非常用持ち出し袋の中身を定期的に見直す良い機会でもあります。飲料水や非常食、モバイルバッテリー、常備薬、懐中電灯、携帯トイレなどを事前に確認しておくことで、万が一の際にも落ち着いて行動しやすくなるとされています。
備えは一気に完璧にしようとせず、できることから少しずつ進めていくだけでも、いざという時の安心につながるといわれています。今のうちに、ご自宅の備えを一度見直してみてはいかがでしょうか。
