健康のために歩いたほうがよいと分かっていても、「どのくらい歩けばよいのか」「ゆっくり散歩するだけでも意味があるのか」と迷うことはありませんか。
散歩は特別な道具を必要とせず、買い物や通勤などの日常生活にも取り入れやすい身体活動です。一方で、歩けば必ず認知症を予防できる、肌がきれいになる、体重が減るといった単純なものではありません。
2026年6月17日放送のNHK「あさイチ」では、「健康にバケるぞ!オドロキ散歩術…認知症予防に美肌効果も!?」をテーマに、散歩へ認知課題を取り入れる方法や、歩く速度、姿勢、習慣化の工夫などが紹介されました。
この記事では、番組で紹介された内容をきっかけに、散歩と認知機能の関係、いわゆる「脳トレ散歩」の方法、歩く強度と姿勢、朝の散歩、紫外線や熱中症への注意点まで分かりやすく整理します。
この記事で分かること
- 散歩と認知機能の関係
- 歩きながら頭を使う「脳トレ散歩」の方法
- 無理のない歩行速度と姿勢
- 成人・高齢者の身体活動量の目安
- 朝散歩と睡眠リズムの関係
- 紫外線、熱中症、転倒を防ぐポイント
- 散歩を安全に続けるための注意点
- 散歩にはどのような健康効果が期待できる?
- 散歩をすれば認知症を予防できる?
- 番組で紹介された「脳トレ散歩」とは?
- 二つのことを同時に行う際の注意点
- どのくらいの速さで歩けばよい?
- 成人は1日8,000歩、高齢者は6,000歩が絶対?
- 歩き方の基本姿勢
- 朝の散歩は睡眠に役立つ?
- 散歩で美肌になる?
- 散歩中の紫外線対策
- 暑い季節の散歩は熱中症に注意
- 雨の日は無理に外を歩かなくてもよい
- 靴選びで確認したいポイント
- 散歩の前後に行いたいこと
- 散歩を習慣化するコツ
- 筋力トレーニングやバランス運動も組み合わせる
- 散歩を始める前に医師へ相談したい人
- 散歩中にすぐ中止したい症状
- 物忘れが気になる場合は散歩だけで様子を見ない
- よくある質問
- まとめ|散歩は認知症予防を支える生活習慣の一つ
- 参考情報
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散歩にはどのような健康効果が期待できる?

出典:NHK あさイチ
歩行は、日常生活の中で行いやすい有酸素性の身体活動です。
継続的に体を動かすことは、体力や筋力の維持、生活習慣病の予防、気分転換、睡眠リズムの調整などにつながる可能性があります。
また、外へ出て周囲を観察したり、人と会話したりすることで、社会参加や認知的な刺激が増えることも散歩の特徴です。
ただし、散歩だけですべての病気を防げるわけではありません。
健康維持には、食事、睡眠、禁煙、飲酒量、血圧や血糖値の管理、筋力トレーニング、社会的なつながりなども関係します。
散歩は医薬品や治療の代わりではありません。
持病の治療や薬を自己判断で中止せず、健康診断や医療機関で指示を受けている方は、その内容を優先してください。
散歩をすれば認知症を予防できる?
運動不足は、認知機能低下や認知症に関係する修正可能な危険因子の一つと考えられています。
散歩などの身体活動を続けることは、生活習慣病の予防や体力の維持、外出や社会参加の機会を増やすことにつながり、認知症リスクを下げる生活習慣の一部として考えられます。
一方で、毎日歩けば認知症を完全に予防できるわけではありません。
認知症には、加齢、遺伝、脳血管疾患、糖尿病、高血圧、喫煙、過度の飲酒、難聴、社会的孤立など、さまざまな要因が関係します。
散歩だけに期待するのではなく、生活習慣病の管理や人との交流、食事、睡眠などを含めて整えることが大切です。
番組で紹介された「脳トレ散歩」とは?
番組では、ただ同じ道を歩くだけでなく、周囲を観察したり、簡単な計算をしたりすることで、体と頭を同時に使う散歩が紹介されました。
運動と認知課題を組み合わせる方法は、脳へ刺激を与えながら身体活動量も確保できる点が特徴です。
新しい道を歩く
いつもと違う道を選ぶと、新しい建物や景色、交差点などを確認する必要があります。
道順を考えたり、周囲の変化を見つけたりすることが、注意力や判断力を使うきっかけになります。
ただし、道に迷う心配がある方は、知らない場所へ一人で出かける必要はありません。
家族や友人と一緒に歩く、普段のコースを一部分だけ変えるなど、安全を優先してください。
看板や標識を読む
歩きながら店の看板、道路標識、駅名、掲示物などへ目を向ける方法があります。
ただし、文字を読むことに集中して、信号や車、自転車、歩行者への注意がおろそかにならないようにしましょう。
数字を使って簡単な計算をする
車のナンバーや看板にある数字を見て、簡単な足し算をする方法も紹介されています。
難しい計算を行う必要はありません。
歩きながら考えることが負担になる場合や、足元が不安定な場所では行わず、安全な場所で立ち止まって考えましょう。
季節の変化を探す
花、植物、空の色、気温、鳥の声などに意識を向けると、視覚や聴覚などを使いながら散歩を楽しめます。
「昨日と違うところを一つ探す」など、小さな目標を決めると続けやすくなります。
二つのことを同時に行う際の注意点
歩行と計算や会話などを組み合わせることは、頭と体を同時に使う方法になります。
一方で、高齢者や歩行が不安定な方では、考え事に集中することで足元への注意が低下し、転倒につながる可能性があります。
次に該当する方は、無理に二つの課題を同時に行わないでください。
- 歩行中にふらつくことがある
- 過去に転倒したことがある
- 足や腰に強い痛みがある
- めまいや立ちくらみがある
- 視力や聴力が低下している
- 杖や歩行器を使用している
安全な屋内や公園の平らな場所で行う、家族と一緒に歩く、計算するときは立ち止まるなど、自分の状態に合わせて調整しましょう。
どのくらいの速さで歩けばよい?
番組では、歩行の強度を上げたい場合の目安として、「少し息が弾むものの、会話は続けられる程度」のペースが紹介されました。
これは一般に中強度の身体活動を考えるときに使われる目安の一つです。
ただし、すべての人が早歩きを行う必要はありません。
年齢、体力、持病、関節の状態、気温などによって適した速度は異なります。
ゆっくり歩く
運動習慣がない方や、体力に不安がある方は、まず無理なく会話できる速度から始めましょう。
外へ出て歩くこと自体が、これまでより身体活動を増やすきっかけになります。
少し速く歩く
体調に問題がなければ、歩行の一部へ少し速い区間を加える方法があります。
例えば、最初の数分はゆっくり歩き、その後に少し速く歩き、最後は再び速度を落とします。
胸の痛み、強い息切れ、動悸、めまい、冷や汗などが出た場合は、直ちに中止してください。
走る必要はない
歩く速度を上げるために、無理にジョギングへ切り替える必要はありません。
走ると膝、腰、足首などへの負担が大きくなる場合があります。
ウォーキングだけでも継続的な身体活動になります。運動効果を競うより、安全に続けられる速度を選びましょう。
成人は1日8,000歩、高齢者は6,000歩が絶対?
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人は歩行または同程度以上の身体活動を1日60分以上、約8,000歩以上行うことが一つの目安として示されています。
高齢者については、1日40分以上、約6,000歩以上が参考目標として示されています。
ただし、この歩数を全員が必ず達成しなければならないという意味ではありません。
現在ほとんど歩いていない方が、急に8,000歩を目指すと、膝や足腰を痛める可能性があります。
まずは現在の歩数や活動時間を把握し、今より少し増やすことから始めましょう。
歩数だけにこだわらない
身体活動には、散歩だけでなく、掃除、買い物、庭仕事、階段の利用、自転車での移動なども含まれます。
スマートフォンや歩数計の数字だけで健康状態を判断せず、座りっぱなしの時間を減らすことや、日常生活の中でこまめに動くことも意識しましょう。
歩き方の基本姿勢
姿勢を意識することは、歩きやすさや転倒防止につながります。
ただし、「正しい姿勢」を無理に作ろうとして、胸を反りすぎたり、大股で歩きすぎたりする必要はありません。
視線は進行方向へ
足元だけを見続けると、背中が丸くなり、周囲の状況にも気づきにくくなる場合があります。
安全を確認しながら、少し前方へ視線を向けましょう。
段差や濡れた道路では、足元の確認も必要です。
背筋は無理なく伸ばす
頭を上から引き上げられているような感覚で、無理のない範囲で背筋を伸ばします。
腰を反らせすぎたり、肩へ力を入れたりしないようにしましょう。
腕は自然に振る
ひじを軽く曲げ、肩の力を抜いて自然に腕を振ります。
大きく振れば必ず運動効果が高まるわけではありません。周囲の人や荷物に当たらない範囲で行いましょう。
歩幅を無理に広げない
やや広めの歩幅を意識すると、速度を上げやすくなる場合があります。
しかし、大股で歩きすぎると、股関節、膝、腰などへ負担がかかることがあります。
自然に足を運べる範囲で調整してください。
足裏全体で安定して着地する
かかとから着地する方法が紹介されることがありますが、歩き方は体格や関節の状態によって異なります。
かかとを強く地面へ打ち付けるのではなく、足裏へ無理なく体重を移動させることを意識しましょう。
朝の散歩は睡眠に役立つ?
朝から午前中に明るい光を浴びることは、体内時計を整える助けになります。
起床後に屋外を歩くと、光を浴びることと身体活動を同時に行えるため、生活リズムを整える習慣として取り入れやすいでしょう。
ただし、朝に歩けば不眠が必ず改善するわけではありません。
睡眠には、就寝時刻、起床時刻、夜の光、カフェイン、飲酒、寝室環境、病気なども関係します。
起床直後の強い運動は避ける
起きてすぐは筋肉や関節がこわばっていることがあります。
水分を少し取り、体調を確認してから、ゆっくり歩き始めましょう。
めまい、ふらつき、胸の痛みなどがある場合は、散歩を中止してください。
散歩で美肌になる?
原文では、散歩によって血行が改善し、老廃物の排出や肌のターンオーバーが促進され、美肌になると説明されていました。
身体活動によって全身の循環や睡眠、ストレス状態などが整うことは、健康的な生活を支える一因になる可能性があります。
しかし、散歩だけでシミ、しわ、乾燥、ニキビなどが改善するとは限りません。
肌の状態には、紫外線、乾燥、摩擦、睡眠、栄養、ホルモン、皮膚疾患など、多くの要因が関係します。
また、屋外で歩く時間が増えると、紫外線を浴びる機会も増えます。美肌を目的に散歩する場合でも、紫外線対策を忘れないことが大切です。
散歩中の紫外線対策

晴れた日だけでなく、曇りの日にも紫外線は地上へ届いています。
長時間屋外を歩く場合は、季節や時間帯に合わせて次のような対策を組み合わせましょう。
- 日焼け止めを適量塗る
- 汗をかいた後は日焼け止めを塗り直す
- つばのある帽子を使用する
- 日傘を使用する
- 長袖やUVカット機能のある衣類を選ぶ
- 日差しの強い時間帯を避ける
- 日陰の多いコースを選ぶ
日焼け止めだけですべての紫外線を防げるわけではありません。帽子や衣類なども併用しましょう。
暑い季節の散歩は熱中症に注意
夏や梅雨明けの散歩では、健康効果よりも熱中症予防を優先する必要があります。
気温や湿度が高い日は、朝でも暑くなることがあります。
散歩を避けたい状況
- 熱中症警戒アラートなどが発表されている
- 日差しが強く、気温や湿度が高い
- 発熱や体調不良がある
- 睡眠不足や二日酔いがある
- 食事や水分が十分に取れていない
散歩中の熱中症対策
- 比較的涼しい時間帯を選ぶ
- 出発前に水分を補給する
- 飲み物を持参する
- 通気性のよい服装を選ぶ
- 無理に予定の距離を歩き切らない
- 途中で休める場所を確認する
頭痛、吐き気、めまい、ふらつき、強いだるさなどを感じた場合は、散歩を中止して涼しい場所へ移動してください。
呼びかけへの反応がおかしい、自力で水分を飲めない、意識がぼんやりするといった場合は、救急要請を検討しましょう。
雨の日は無理に外を歩かなくてもよい
散歩を習慣にすると、「雨の日も休んではいけない」と考えてしまう方がいるかもしれません。
しかし、路面が滑りやすい日や強風の日に無理に外出すると、転倒や事故の危険が高まります。
雨の日は、次のような室内活動へ置き換える方法があります。
- 室内で足踏みする
- ラジオ体操を行う
- 家の中を掃除する
- ショッピングモールなど安全な屋内を歩く
- 椅子に座って足を動かす
一日休んだから健康効果がなくなるわけではありません。天候と体調を優先しましょう。
靴選びで確認したいポイント
足に合わない靴で長時間歩くと、靴ずれ、足の痛み、膝や腰への負担につながる場合があります。
- かかとが大きく浮かない
- つま先に少し余裕がある
- 足の甲を強く圧迫しない
- 靴底がすり減りすぎていない
- 歩いたときに足が靴の中で滑らない
- 靴ひもやベルトで調整できる
新しい靴でいきなり長距離を歩かず、短い時間から試しましょう。
足の変形や痛みがある場合は、整形外科などへ相談してください。
散歩の前後に行いたいこと
出発前
- 体調を確認する
- 水分を取る
- 天気と気温を確認する
- 靴ひもを調整する
- 必要に応じて日焼け止めを塗る
- 家族へ行き先を伝える
歩き始め
最初から速く歩かず、数分かけて体を慣らします。
足首や膝に違和感がないかを確認しながら歩きましょう。
散歩後
- 急に止まらず、最後は速度を落とす
- 水分を補給する
- 足や膝に痛みがないか確認する
- 汗をかいた衣類を着替える
- 日焼け止めや汗を適切に洗い流す
散歩を習慣化するコツ
健康のために始めても、最初から長時間歩こうとすると負担になり、続かないことがあります。
短い時間から始める
最初は5分や10分でも構いません。
駅まで歩く、コンビニまで遠回りするなど、日常生活の中へ取り入れると続けやすくなります。
目的を作る
- 花や景色を見る
- 買い物へ行く
- 写真を撮る
- 家族や友人と話す
- 喫茶店や図書館へ行く
歩数だけを目的にするより、歩いた先に楽しみを用意すると習慣になりやすくなります。
歩数や時間を記録する
スマートフォンや歩数計を使うと、活動量の変化を確認できます。
ただし、数字を達成できなかった日に自分を責める必要はありません。
体調や天候を含めて記録し、無理なく続けられる量を探しましょう。
誰かと一緒に歩く
家族や友人と歩くと、会話や社会的な交流の機会になります。
一人で歩く場合は、明るく人通りのある道を選び、夜間の安全にも注意してください。
筋力トレーニングやバランス運動も組み合わせる
歩くことは重要な身体活動ですが、ウォーキングだけですべての体力要素を十分に鍛えられるとは限りません。
特に高齢者では、筋力、バランス、柔軟性などを組み合わせた運動も重要です。
体調に合わせて、次のような運動を取り入れる方法があります。
- 椅子からの立ち座り
- 壁や椅子につかまって行うかかと上げ
- 軽いスクワット
- 片脚立ち
- ラジオ体操
転倒の不安がある方は、安定した椅子や壁につかまり、家族や専門家の見守りのもとで行ってください。
散歩を始める前に医師へ相談したい人
次に該当する方は、運動量や歩く速度について、かかりつけ医へ相談してください。
- 心臓病や呼吸器疾患がある
- 血圧や血糖値の管理が安定していない
- 胸の痛みや強い息切れがある
- 失神や強いめまいを経験したことがある
- 膝、腰、股関節などに強い痛みがある
- 最近手術を受けた
- 医師から運動制限を指示されている
- 歩行中に頻繁に転倒する
散歩中にすぐ中止したい症状
- 胸の痛みや圧迫感
- 強い息苦しさ
- 激しい動悸
- めまいやふらつき
- 冷や汗
- 突然の強い頭痛
- 片側の手足に力が入らない
- 言葉が出にくい
- 強い膝や腰の痛み
胸痛、呼吸困難、意識障害、まひ、言葉の異常などがある場合は、無理に歩いて帰宅せず、周囲へ助けを求めて救急要請を検討してください。
物忘れが気になる場合は散歩だけで様子を見ない
最近の出来事を繰り返し忘れる、同じ質問を何度もする、道に迷う、金銭管理や料理が難しくなったなどの変化がある場合は、単なる加齢ではない可能性があります。
軽度認知障害や認知症は、早めに相談することで原因を調べ、生活上の対策や治療につなげられる場合があります。
本人や家族が気になる変化を感じた場合は、かかりつけ医、もの忘れ外来、地域包括支援センターなどへ相談してください。
よくある質問

毎日何歩歩けば認知症を予防できますか?
特定の歩数を達成すれば認知症を確実に予防できるという基準はありません。
成人では約8,000歩、高齢者では約6,000歩が身体活動量の参考目標として示されていますが、現在の体力に合わせ、今より少し多く動くことから始めましょう。
ゆっくりした散歩でも意味がありますか?
運動習慣がない方にとって、ゆっくり歩くことも身体活動を増やす一歩になります。
体力がついてきたら、無理のない範囲で少し速い区間を加える方法があります。
朝と夜ではどちらに歩くのがよいですか?
朝は光を浴びて生活リズムを整えやすい一方、夏は早朝でも暑くなることがあります。
夜は日差しが弱くなりますが、暗い道では転倒や交通事故に注意が必要です。生活時間、気温、安全性に合わせて選びましょう。
歩けば肌がきれいになりますか?
散歩だけで肌トラブルが改善するとは限りません。
身体活動や睡眠、ストレス管理は健康的な生活に役立ちますが、屋外では紫外線対策も必要です。
歩きながら暗算すれば脳が活性化しますか?
運動と簡単な認知課題を組み合わせる方法は、頭と体を同時に使う活動になります。
ただし、認知症の予防や改善を保証するものではありません。転倒の危険がある場所では行わないでください。
膝が痛くても歩いたほうがよいですか?
痛みの原因や程度によって異なります。
歩くと痛みが強くなる、腫れている、体重をかけられない場合は無理に歩かず、整形外科などへ相談してください。
雨の日に歩数が減っても問題ありませんか?
一日歩けなかったからといって、これまでの健康習慣が無駄になるわけではありません。
雨の日は室内で足踏みや体操を行うなど、安全な活動へ置き換えましょう。
まとめ|散歩は認知症予防を支える生活習慣の一つ
「あさイチ」では、いつもの散歩へ新しい道、看板、簡単な計算、季節の観察などを取り入れ、体と頭を同時に使う方法が紹介されました。
散歩などの身体活動は、体力の維持や生活習慣病対策、外出や社会参加の機会を増やすうえで重要です。
ただし、歩くだけで認知症を完全に予防できたり、肌の悩みが改善したりするわけではありません。
成人の身体活動量は1日約8,000歩、高齢者は約6,000歩が参考目標として示されていますが、数字だけにこだわる必要はありません。
現在の活動量が少ない方は、まず5分多く歩く、座りっぱなしの時間を減らすなど、無理なく続けられることから始めましょう。
歩行中は交通事故、転倒、紫外線、熱中症にも注意が必要です。体調や天候が悪い日は休み、室内活動へ置き換えてください。
物忘れが増えた、日常生活に支障が出ている、歩行中に胸痛や強い息切れが出るなどの変化がある場合は、散歩だけで様子を見ず医療機関へ相談しましょう。
記事に関する注意事項
本記事は、NHK「あさイチ」で紹介された内容と、厚生労働省、国立長寿医療研究センターなどが公開している一般的な身体活動・認知症情報を参考に構成しています。
散歩や脳トレ散歩による認知症、生活習慣病、睡眠障害、肌トラブルなどの予防・治療・改善を保証するものではありません。
持病、関節痛、歩行障害、認知機能の変化などがある方は、自己判断で運動量を大きく増やさず、医師や専門家へご相談ください。
参考情報
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」
- 健康日本21アクション支援システム「身体活動・運動ガイド2023 成人版」
- 健康日本21アクション支援システム「身体活動・運動ガイド2023 高齢者版」
- 国立長寿医療研究センター「認知症の危険因子と運動による予防」
- 厚生労働省「軽度認知障害(MCI)ハンドブック」
- 政府広報オンライン「知っておきたい認知症の基本」
※番組内容、公的情報、身体活動の推奨事項は記事作成時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
あわせて読みたい
朝の散歩を生活習慣へ取り入れたい方は、朝の光、水分補給、朝食などを組み合わせた習慣も参考にしてください。
朝の光と運動を意識しても寝苦しさが続く方は、夏の寝室環境や呼吸法、枕の調整方法も確認してください。
散歩をしても疲れが抜けない方は、食事、睡眠、休養を含めた疲労対策も参考にしてください。



