毎年やってくる紫外線シーズン。日焼け止めはきちんと使っているつもりでも、実は「量」や「塗り方」で損をしている人が多いといわれています。せっかく日焼け止めを選んでも、使い方ひとつで本来期待できる効果が十分に発揮されないこともあるそうです。
今回は、2025年4月2日放送のNHK「あさイチ」で紹介されていた、日焼け止めの正しい使い方に関する内容をご紹介します。あくまで番組内で紹介された一例であり、効果には個人差がありますので、参考情報としてご覧ください。
1. 日焼け止めの正しい量|500円玉サイズが目安
番組に出演した皮膚科医の吉木伸子さんによると、患者さんの9割が日焼け止めの塗り方を間違えているとのこと。顔全体に必要な量は、500円玉サイズ・約0.8gが目安とされています。
「肌が白浮きするから」「化粧のノリが悪くなるから」といった理由で量を少なめにしてしまう人が多いそうですが、規定量より少ないと、本来期待できるUVカット効果が十分に発揮されにくくなるといわれています。一度にたっぷり塗るのが苦手な場合は、2〜3回に分けて重ね塗りする方法も紹介されていました。こうすることで、白浮きを抑えながら必要な量を確保しやすくなるそうです。
2. SPFの数値は「正しい量」が前提という事実

SPFは日焼けするまでの時間をどれだけ遅らせられるかを示す数値ですが、これはあくまで決められた量をきちんと塗った場合の数値とされています。つまり、塗る量が少なければ、パッケージに記載されたSPF50などの数値どおりの効果は得られにくいということになります。
さらに、塗ってから時間が経つと汗や皮脂、衣類やタオルとの摩擦などによって日焼け止めが落ちやすくなり、紫外線を防ぐ効果が十分に発揮されにくくなると紹介されていました。一般的には2〜3時間ごとを目安に塗り直すことが推奨されており、屋外で長時間過ごす日や汗をかきやすいシーンでは、よりこまめな塗り直しを意識するとよいとされています。
3. 塗り残しに注意|顔の輪郭部分は要チェック
- 顔の端:髪の生え際やフェイスライン、耳の前後など、顔の端は塗り残しが起こりやすい部分とされています。番組では、この部分にシミができやすい人が多いという指摘もありました。
- 仕上げのひと押し:塗り終わったあとは、手のひら全体で顔を軽く包み込むように押さえてなじませるとよいとされています。こうすることで、ムラなく均一に密着させやすくなるそうです。
- 目元が気になる方:ウォータープルーフタイプの中には、アルコールなどの成分によりアイホール周辺へ刺激を感じる場合があります。刺激が気になる方は、敏感肌向けの日焼け止めや低刺激タイプを選ぶ方法も紹介されていました。
- 首やデコルテも忘れずに:顔だけでなく、視線が集まりやすい首筋やデコルテも紫外線を受けやすい部位とされ、合わせてケアするとよいといわれています。
4. 日焼け止めのタイプ選びも意識してみる
日焼け止めには、紫外線を吸収して熱に変える「紫外線吸収剤タイプ」と、紫外線を物理的に反射・散乱させる「紫外線散乱剤タイプ(ノンケミカル)」の2種類があるといわれています。吸収剤タイプは肌なじみが軽く、散乱剤タイプは肌への負担が少なめとされ、敏感肌の方に向いているという声もあります。これまで日焼け止めでかぶれた経験がある方は、パッケージの成分表示を確認しながら自分に合うタイプを選ぶとよさそうです。
5. 塗り直しのタイミングとメイクの上からのケア

理想は2〜3時間ごとの塗り直しとされていますが、メイクをしている場合は難しいことも多いもの。そうした際には、パウダータイプのUVアイテムをメイクの上から重ねる方法が紹介されていました。崩れが気になる部分にだけサッとひと塗りするだけでも、紫外線対策として一定の意味があるとされています。
外出先での塗り直しには、スティックタイプやスプレータイプも便利とされています。ただしスプレータイプはムラになりやすいため、何度かに分けてしっかりなじませることがポイントとして挙げられていました。
6. まとめと注意事項
本記事でご紹介した内容は、番組で紹介された情報や一般的な知見に基づき構成しています。特定の症状や肌トラブルの治療・改善を保証するものではありません。肌に異常を感じる場合や心配な点がある場合は、早めに医療機関や専門医にご相談することをおすすめします。
毎日のひと手間で、紫外線対策の効果は変わってくるといわれています。今日から「量」「塗り残し」「塗り直し」の3つを少し意識してみてはいかがでしょうか。

